2014年12月09日

職種紹介P 放射線部(MRI編)


 MRIとは磁気と電磁波を利用し、体内の水素原子を画像化する機械です。CTとは全く異なる原理で画像を得ます。放射線被ばくもありません。

 整形領域では、腰部脊柱管狭窄症や関節の靱帯断裂の診断、外科領域では乳がんの診断など多くの分野で役立っています。脳外科領域では、特に急性期の脳梗塞の発見に絶大な効果があります。また、アルツハイマー型認知症の所見で現れる、海馬の萎縮を定量値であらわすVSRADという解析ソフトも導入しています。
当院では24時間稼働し脳梗塞疑いの患者さんの検査に迅速に対応しております。
IMG_0639.JPG白い部分が脳梗塞。
IMG_0640.JPGVSRADの解析結果。
IMG_0641.JPG舟状骨骨折。
 非常に有用な装置ですが、欠点もあります。
 まず検査時間が長いです。脳の検査を一通り行うと12分ぐらい、肝臓や乳腺の造影検査だと30分以上かかります。
 動きにとても弱いです。検査中にちょっとでも動くと、乱れた画像になってしまいます。体動を考慮した撮影方法もありますが、限界があり、さらに検査時間が伸びてしまいます。
 検査中、非常にうるさいです。工事現場のど真ん中に寝ているぐらいうるさいです。しかし、検査中に寝てしまう人も沢山います。
 狭いトンネルの中に横になるため閉所恐怖症の方の検査は難しいです。
 そして一番の欠点といいますか、注意事項になるのですが、金属類の持ち込みは禁止です。強力な磁場を発生させている装置なので、磁気に反応する金属類は一瞬でMRI装置に向かって飛んで行ってしまいます。心臓ペースメーカーや補聴器といった医療機器もくるわしてしまいます。

 一歩間違えると危険な装置ですが、検査前に我々、診療放射線技師が金属類やその他のチェックをして入室していただいておりますので安心してください。また少しでも心配なことや疑問点があったら遠慮なくお聞きください。

 では最後にクイズ!
MRIを操作できる資格は診療放射線技師ともう一つ!次のうちどれ??
@社会保険労務士
A臨床検査技師
Bスーパーライセンス


正解は・・・Aです。
ちなみに、診療放射線技師が超音波の検査をする病院もあります。
ラベル:職種紹介
posted by 仁医会グループ at 23:23| 東京 ☀| 牧田総合病院本院 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする